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私ごとですけど、最近ウイスキーを飲み始めたんです。

 

最近と言っても2〜3ヶ月前から、スーパーでリーズナブルなウイスキーを購入してはちびちび舐めるように飲み、時には3本ほど食卓にビンを並べ、どれが飲みやすい、どれが甘いなどと、そのときの体調と気分で変わる何の根拠もないランクづけをしたりして楽しんでおります。

 

 

 

そんなウイスキー愛好家のワタクシですが、先日インスタを拝見しておると…

 

こんな投稿が。

 

 

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Brift H Bottlers Whisky. この度御縁があって、世界最古の酒屋、ロンドンのBBRのウイスキーをBrift Hのボトラーズとして作る事が出来ました🥃ウイスキー好きとしては夢のような事が実現して幸せ過ぎます!10/12にデビューを記念してこのウイスキーを飲みながら靴を磨こう会を6名限定でやるので先着6名様、こちらにコメントで参加表明おねがいします! 6名に達ししだい終了します!ウイスキー飲めない方はご参加出来ませんのでよろしくお願いします! 日時:10/12 19時〜21時 持ち物:磨く靴 参加費:無料 ドレスコード:カッコいいスーツ #brifth #whisky #bbr #bottlers #久々の自店開催イベントです!

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秒で申し込みました

 

 

なんとか先着6名の5番目に滑り込み、昨日Brift Hさんにお邪魔してきました。
お邪魔するのは4年ぶりくらいです!

 

 

お詫び

 

もしウイスキー愛好家の皆様がこれを読んでくださってたら、これがどんなウイスキーで、いかに希少かをご紹介したいと思ったのですが、酔っ払っていたせいで長谷川さんがしてくださったウイスキーの説明をほとんど覚えておらず…

 

 

お知り合いのバーを経営されている方とのどうのこうので、57度で、バーボンバレルで、2012年にアレして2018年にコレしてと。
確かそんなようなことをおっしゃってたと思います。

 

 

¥4,000のグラス、かわいいかよ

 

 

ウイスキーの香りと靴磨き専門店のあの香りと、さらに程よいライティングが相まって、ふわふわした気分に浸っていたことだけは覚えているんですが…

 

渋谷道玄坂の信濃屋さんに数本おいてあるみたいです。

 

 

ブリフトアッシュ流のお手入れ

 

長谷川さんのレクチャーのものと、ブリフトアッシュさんで普段やられてる靴のお手入れ方法と同じ流れでケアを進めていきます。

 

 

靴紐をほどき、アルコールを含んだコットンで靴の内側を拭き取ります。
僕は内側のお手入れって、半年か年に1度くらいしかやらないんですが、フルケアのタイミングでやられた方がいいみたいですね。

 

こんなタイプのシャレオツなビンにアルコールを含んだコットンが入っていました。
ほしい。

 

 

 

 

あとは、上のコバを紙やすりで整えたり。コバインキを塗ったり。

 

 

 

あと、靴全体に汚れ落としをした後に、鏡面を落としてましたね。
この流れは意外でした。

 

 

さらに昨日発売のTHE CLEANER for MIRROR SHINE。
その名の通り、鏡面のワックスを落とすためのクリーナーなのですが、すんごい使いやすかったです。

 

 

他のクリーナーってどうしてもつま先を痛める原因になったりしますけど、そこそこ強くこすっても全然傷まないし、ちゃんと落ちるし。(でもそんなに強くこすり過ぎちゃダメです!)

 

買いですね。
YAZAWAさん製らしいです。

 

THE CREAMを塗って、ブラッシングと乾拭きをします。

 

ウイスキーで鏡面

 

そしてそして、このウイスキーを使って鏡面をしてみましょうというのが今日のメインイベントです!

 

 

ウイスキー57度もあるので、ワックスが溶けるような気がして僕は全然うまくできませんでした。笑
結果、ほぼ長谷川さんと隣にいらっしゃった方に仕上げていただく始末。

 

 

 

 

僕は本っ当にただの酔っ払いでした。笑

 

 

最後に

その後何名かで青山の飲み屋に行って、靴や皮小物の話、スーツの話、音楽の話をしたりと。
終始楽しい時間を過ごさせていただきました。
みなさまありがとうございました!

 

 

簡単なレポートでしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ブリフトアッシュさんでは久々の店舗イベントとのことですが、もしこういうイベントが開催される時は是非参加されてはいかがでしょう?

 

インスタにサクッとコメントして参加できるって、なんか今っぽくていいですね。

 

 

 

 

 

あ…あと、僭越ながら僕の話を。
せっかく青山に行ったので、ラコタハウスにお邪魔して初めてオールデンにお足入れさせていただきました。

 

 

 

モディファイドラストの5.5。
土踏まずのグイッと持ち上げる感覚がかなり強く、がっちり硬い靴という印象でした。

 

店員さんには6を進められましたが、最近は割とタイトフィッティングが好きなので、5.5がベストな気がしました。

 

 

 

また、ヨーロッパとは違った靴の世界がありますね。
オールデンならではなのかもしれませんが。

 

 

東京の靴屋さんリスト。
良ければ使ってください!

 

 

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9/2は靴の日、9/23は靴磨きの日ってご存知でしたか?

 

 

9月ってこんなに靴関係の日が多かったんですね!
驚きです。

 

簡単ですが、靴関係の記念日についてご紹介したいと思います!

 

 

9月2日は靴の日

もともとは、銀座の婦人靴専門店「ダイアナ」が1992年に制定したのが始まりだそうです。
「く(9)つ(2)」の語呂合せで認知もされやすそうですね。(※1)

 

ただし、こちらは日本記念日協会による認定と登録がされているものではないようです。
ま、我々靴好きからしたら、認定なんて関係ないですけどね!

 

 

9月23日は靴磨きの日

こちらはご存知R&Dさんの申請によって、日本記念日協会へ認定・登録がされたものです。

 

「靴磨きを通じて日本の新しい靴文化を創造する」「最良の方法で楽しくシンプルな靴磨きを広める」という気持ちで活動する同社。靴磨きへの関心を高め、日々の暮らしの中に取り入れてもらうのが目的。日付は9と23で「靴(92)磨き(3)」と読む語呂合わせから。(※2)

ということ。

 

 

9/23 は秋分の日で祝日なので、何か靴関係のイベントごとが開催されるにはもってこいの日ですね。
まだ残暑があるかもしれませんが、真夏の過酷な暑さも落ち着いてくる頃だと思うので、野外のイベントでも気持ちよく過ごせるかもしれません!
外でビールを飲むには最高の季節です!

 

趣旨が違ってきてますか?

 

 

靴磨きの日のイベント

Brift H長谷川さんインスタにも9/23のイベントに関する投稿がありました!

 

R&Dさんと東急ハンズさん主催の『靴磨きフェス』なるもの!
長谷川さんだけでなく、各地から磨き職人さんもいらっしゃるみたいです。

 

 

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【ご参加頂ける靴磨き職人の方、大募集!】9/23 靴磨きフェス開催!! R&Dさんが、9/23靴磨きの日を記念して靴磨きフェスやります!僕も参加させて頂きますが、その中でワークショップやトークイベントなど沢山やるのでご参加頂ける靴磨き職人を大募集してます。 靴磨き業界を盛り上げるべく開催されるフェスなのでギャラなど出ないですが※もちろん僕も頂いておりません。ご参加頂ける方は @fans.asakusa までメッセージお願いします!!みんなで盛り上げましょう! 日時:9/23 11:00〜21:00 場所: @commune2nd 主催:R&D 協賛:東急ハンズ、GMT 夜は靴磨きの協会設立に向けたパーティーもやるので刺激的な1日になりそうです! 詳細決まりましたらお客様達にも詳しい内容を追ってポストします✨よろしくお願いします! #9月23日 #9/23 #靴磨きの日 #randd #広告宣伝担当長谷川です。

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イベント概要

日時 9/23(日) 11:00〜21:00
場所 南青山 COMMUNE 2nd

 

今年はたまたま日曜日ですね!
午前中渋谷にいるので、その足で僕もお邪魔したいと思ってます!インドア派なのでフェスっていうキラキラしたワードには疎いんですが、これは行きたい!

 

 

 

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「靴磨きフェス2018」11:00-18:00 9月23日「靴磨きの日」を記念し、初開催。 2017年には世界大会、2018年には日本大会が開催されるなどますます注目の集まる「靴磨き」の文化。 「靴磨き」や「靴のお手入れ」の魅力を広め、革靴を愛好する方々との交流を深める、記念すべき1日をお楽しみください。 「M.MOWBRAY」ブランドを取り扱うR&Dが主催となり、靴磨き世界大会で優勝したチャンピオン長谷川裕也氏、 また全国の靴磨き職人の方々、GMT FACTORY、シューズブランド NORIEI、靴・カバン修理 RESH. が参加します。 普段集まることのない、名だたる職人の方々の「技」や、登壇者による「トークショー」、珍しい「グッズ」の販売など、 内容盛りだくさんのイベントです。 当日はぜひ、皆様の愛する革靴を履いて靴磨きフェスへご来場くださいませ。靴磨きで盛り上がりましょう。 公式ハッシュタグ:#靴磨きの日2018 会場:青山COMMUNE 2nd 時間:9月23日 11:00~18:00 主催:株式会社R&D 協賛:株式会社GMT、株式会社リガメント、株式会社RESH (順不同) 参加靴磨き職人(順不同・敬称略) ・Y’s Shoeshine〈静岡〉 杉村祐太 @ ・THE SHOESHINE GUILD〈大阪〉 大岡辰徳 ・靴磨きSTAND GAKUPLUS〈名古屋〉 北村航 ・Freestyle〈東京〉 中島なかじ ・Chou Choute名古屋観光ホテル〈愛知〉 小川大地 ・92 NINETYTWO〈広島〉 安部春輝 妹尾優汰 小島由枝 ・ヰ藤靴磨店〈千葉〉 伊藤晃太 #靴磨きの日2018

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COMMUNE 2nd について

COMMUNE 2nd さんとは、おそらくいろんな飲食店が並んでいて、定期的にイベントなどが開催されているおしゃれ空間なのではないかと思われます。

 

これまで取り組んできた「食」「学び」「働き」といった要素に加え、新たな試みとして、ゴミを減らしていくことや、グリーンエネルギーを使用したクリーンなコンテンツの導入、そこに都市と人を結ぶ「食とフードカート」が空間をつくります。

 

そこには、より面白い人たちが集い、都市と人々を啓蒙し、カルチャーをつくっていく。そんな場所になればよいと思います。(※3)

 


表参道駅からすぐっぽいですね!

 

 

3月15日は靴の記念日

ちなみになんですが、調べているとこんな記念日もありました。

 

日本靴連盟が1932(昭和7)年に制定。
1870(明治3)年の3月15日、西村勝三が、東京・築地入船町に日本初の西洋靴の工場「伊勢勝造靴場」を開設した。
陸軍の創始者・大村益次郎の提案によるもので、輸入された軍靴が大きすぎたため、日本人の足に合う靴を作る為に開設された。(※4)

 

こちらは、歴史に基づく記念日のようで古くから定められている記念日のようです。
もちろん日本記念日協会にも登録されているもののようですが、特段祝日などにはなっていませんね(憤

 

 

最後に

靴磨きという語呂にちなんで、いろんなイベントが行われるといいですね!
全部回りきれないので、一箇所でやってほしいけど。笑

 

 

個人的に夢みてるのは、靴磨きだけでなくいろんなを見たり購入したりできる、靴の祭典『靴フェス』みたいなのがあったらいいなぁって思ってます。
東京ビッグサイトで。笑

 

まだビッグサイトを借りてやるほどの市民権はないと思いますが、それを目指してこれからも靴や靴磨きの文化を発信していきたいと思っています。

 

9/23 楽しみにしてます!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

※1:ソース
※2:ソース
※3:COMMUNE 2nd website
※4:ソース

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シュークリームジャーの色や使い方についてご紹介します!【M.モウブレイ】

 

ステインリムーバーとデリケートクリームでご存知の M.モウブレイですが、シュークリームジャーも忘れてはいけません!

 

 

今回はこのシュークリームジャーについて、ご紹介していきたいと思います!

 

 

シュークリームジャーとは?

 

シュークリームジャーとは、革靴に潤いと栄養を与え、ツヤを出すためのクリームです。

 

その昔、メルトニアン(MELTONIAN)という、英国の王室御用達のシューケアブランドがあったんです。
ただ、メルトニアンのブランドが無くなってしまい王室御用達のクリームが手に入らなくなってしまいました。

 

そこで、M.モウブレイがメルトニアンの製法を受け継いで作られたクリームが、このシュークリームジャーなのです!

 

 

 

フタに、DEEP SHINE & CLASSIC FORMULA って書いてます!
重厚感のあるツヤと、昔ながらの製法ってことでしょうか?

 

シュークリームジャーの色について

 

シュークリームジャーはカラバリが豊富!
全50色です!

 

20241 とか 20242、20244、20245 とか、数字がついてますが、これはいわゆる品番のようなもので、クリームの色を表しています。

 

20241 ブラック
20242 ニュートラル
20244 ダークブラウン
20245 ミディアムブラウン

 

 

また、シュークリームジャーは染料ベースのクリームですが、色の定着が強いと言われています。
なので、ベタッと色を乗せるというよりは、どちらかというと革の風合いを活かした補色効果が期待できそうです。

 

特徴

楽天ショップにガラスレザーにも効果がありと書いてありました!
そうガラスレザーも表面はコーティングされていますが、革です。表面のコーティングにも次第に細かいシワや隙間が生じて、クリームが浸透していくようです。

 

なので、ガラスレザーの靴も定期的にお手入れしてあげてくださいね。

 

 

デリケートクリームとの違い

 

モウブレイといえば、デリケートクリームも有名ではありますが、簡単に違いもご説明しておきます。

 

成分の違い

デリケートクリームにはロウ分が含まれていないため、ツヤを出す効果はありませんね。
また、水分量もシュークリームジャーより多く、よりさらっとしあがります。

 

成分の違いはこんな感じですね。

 

成分
シュークリームジャー パラフィン系ロウ、ワックス、アルコール、水
デリケートクリーム ラノリンエマルジョン、可塑剤エマルジョン、セルロース濃縮液、香料、水

 

用途の違い

デリケートクリームは革製品全般に使えるのが特徴ですが、シュークリームジャーは革靴お手入れ専用の乳化性クリームと言われるものです。

 

デリケートクリームは革全般に使えますが(起毛革には使えません)、ツヤを出したり補色する効果はありません。
逆にシュークリームジャーのような乳化性クリームは、色の種類も豊富で靴のお手入れには向いていますが、それ以外の製品には使わない方がいいですね。

 

シュークリームジャーのニュートラルであれば色落ちの心配はありませんが、やはり油分が多いため、やはりお財布やバッグのお手入れにはあまり向かないと思われます。
ベタつきや、色落ちの原因にもなりますからね。

 

 

これから革製品をお手入れされたいという方は、そのあたりの違いについてもご理解しておいていただけるといいと思います!
> デリケートクリーム のご紹介はこちら

 

 

シュークリームジャーの使い方

使い方は簡単です。他のクリームと同じです。

・塗る!
・ブラッシング!
・乾拭き!

 

 

布、もしくは指でクリームを少量取り、靴表面に薄く塗り伸ばしていきます!
指にとった感じ油分が多く、ねっとり…いや、とろっとしたクリームです。

 

若干溶剤の香りありますが、イヤな感じはなく、甘い香りがほんのりします。あと、一応ブラックのクリームではありますが、黒!っていうよりは、若干青味を帯びている気がします。

 

若干ね若干。

 

 

 

 

 

豚毛ブラシでブラッシングをし、クリームを馴染ませます!

 

 

 

乾拭きをして、余分なクリームを拭き取りましょう!

 

 

 

できあがりです!

 

 

左足、(向かって右)のみクリームを塗布しました。

 

 

 

もともとの革質もあってか、見た目にはそれほど変化はありませんね…笑

 

 

ただ、触ってみると油分で確実に革がしっとりしたような感覚を得られます。
でもペタペタはせず、乳化性クリームらしいサラサラ感がありますね。

 

時間が経つと油分が浸透したせいか、革の柔らかさも増します。

 

 

 

別の靴にも試してみたいと思います!
この乾燥しきった靴です。

 

 

左右の靴で革質が違うので、片足の半分だけ塗ってみました。

 

 

左半分:塗ってない、右半分:塗った

 

若干右側の方がしっとりして、革が滑らかに見える気がしませんか?
直接指で触った時のしっとり感は十分感じられます。

 

乳化性クリームではありますが、ロウ分でがっつりツヤを出すと言うよりは、油分でしっとりさせる効果が高そうです。

 

 

ナチュラーレとも比較してみる

 

モウブレイ のプレステージ、クリームナチュラーレの使い心地とも比較してみたいと思います。

 

 

 

 

ナチュラーレはねっとり重い感じ、シュークリームジャーはトロッとした感じ。
やはり成分は違うようですね。

 

ナチュラーレは天然素材しか使っていないようなので、成分による値段の違いも納得です。
> ナチュラーレのご紹介はこちら

 

 

 

こちらもそこまで見た目の違いはありませんね。笑

 

 

最後に

シュークリームジャーは、ツヤッツヤにすると言うよりはしっとり栄養補給をし、補色をするタイプのクリームという印象ですね。
値段もお手頃ですし、靴のお手入れをしてみようと思われた方がお試しになるには、十分なクリームだと思いました。

 

 

 

自然なツヤと潤いでお手入れは十分できると思います。
靴のお手入れを始められたい方は、是非試してみてはいかがでしょうか?

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
革靴の磨き方もご紹介していますので、よければこちらの記事もご覧ください。

 

はじめてでも簡単!革靴の磨き方(クリーム・ブラシなどお手入れ方法)
はじめて簡単正しい靴磨き

靴を磨くことって、靴を美しく保つだけじゃなくて靴を長持ちさせることにも繋がるんです。さらに、靴を磨くことで物や人を大切にする心を養うことにもつながると僕は信じています。

記事を読む

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ブートブラックの新しい山羊毛ブラシ、ただものじゃないッ!

ブートブラックから新しい山羊毛ブラシが発売されるんですって!
10月1日から販売が開始するみたいです。
ちょっと機会があったので、先んじて拝見させていただきました!

 

 

これ!

 

 

か、かわいい…
欲しいです。

 

 

お値段から先にお伝えしちゃうと、このブラシ¥12,000なんです。
そうです、高いです。笑
でもそれなりの理由があるんです。

 

 

このブラシ、お化粧のメイクブラシなどを製造されている『熊野筆』という筆と同じ製法で作られたものなのだそうです。

 

 

一番の特徴はこの毛先!

通常ブラシは毛を植えてから毛の断面を揃えるのですが、これは毛先を揃えてから持ち手に植えるという製法で作られているブラシなんです。

 

なので、とにっかくふわっふわ。
すごく質の高い良い毛を使っているのだそうです。

 

 

 

拡大するとこう。

 

 

また、ブラシとしてのコシがないといけないということで、馬毛との混毛ブラシなんだそうです。またこの馬毛もしっぽの高級な毛を使われているらしんですが、山羊毛と馬毛の混毛を実現することでブラシとしての程よい弾力を確保されている、というわけなんです。

 

 

箱もこの黒い紙製のものです。
和な雰囲気と高級感が漂ってます。

 

 

僕も実際使わせていただきましたが、鏡面に全く傷がつきません!
まぁ鏡面に仕上げてから多少時間が経っていて表面が硬化していたことも関係があると思いますが、すごく柔らかい使い心地です。

 

本当に違いました。
これはほんとに驚いた!

 

欲しいです。

 

 

 

また、今までに無い特徴的な形と、木製の持ち手。
高級感もありますね。

 

 

熊野筆と同じ製法故、こういう形でしか作れなかったとのことですが、個人的にはすごくかわいらしくて好きです。

 

欲しいです。

 

 

 

このブラシ、販売開始当初はまだあまり数が出ないようなので、もし気になった方は是非お早めにお買い求めください。
すぐに売り切れるんじゃないかと勝手に予想してます。笑

 

ちなみに、プロのメイクアップアーティストの方ってお化粧の時スポンジじゃなくて、化粧筆を使われる方が多いそうです。
理由はもちろんスポンジよりも肌馴染みが良くて綺麗なツヤが出るから。

 

これは靴にも共通する部分がありそうですね。
鏡面磨きをお化粧に例える表現がありますが、そう考えるとこのフワフワ感のあるブラシでブラッシングした方が表面が整って綺麗になるんじゃないかと、予想せざるを得ません。

 

欲しいです。

 

 

 

逆にこれで、お化粧してもいいわけですよ。
奥さまへのプレゼントという大義名分が成立するかもしれません。笑

 

これでもう「また買ったの?」って怒られることもありません

 

 

 

 

 

 

冗談はさておき。

 

10月1日発売です!
是非チェックしてみてください!

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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リグロインって靴・革に対して実際どうなんだろう?

 

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、鏡面磨きのワックスを落とすための溶剤としてリグロインが使われることがありますね。

 

ワックスを落としやすいことで有名なリグロインですが、実際どうなんだと。
革への影響とかどうなんだと。
そのあたりを検証してみようと思った次第です。

 

よければお付き合いください!

 

 

リグロインとは

まず、リグロインって何?って方のために、リグロインとはなんなのか?ってところからご紹介しましょう!

 

石油エーテルの一種。飽和炭化水素からなる無色透明の軽質ガソリン。溶剤として用いられる。ベンジンと同意義にも使われる。

沸点が約摂氏60~120度のガソリン。実験室用の溶剤として用いる。主成分としてペンタン・ヘキサン・ペプタン・オクタンなどを含む。普通、ベンジンのことをいうことが多い。
引用:コトバンク

 

つまり溶剤です。あと、ベンジンと一緒。

 

ほら、僕は物理専攻だったので、化学の授業は受けてないんですよね。
なので、この程度のご紹介です。笑

 

 

あ、ちなみにリトマス試験紙でpHを調べてみると、中性でした。

 

 

 

リグロインで革靴の鏡面を落とす

こちらの記事でご紹介していますが、以前ワックスを一番早く落とすクリーナーはどれだ?って検証してみたわけですが、結論から申し上げると圧倒的ですね。

 

早いです。

 

 

 

これが…

 

 

 

こうなって…

 

 

 

こうです!

 

 

以前検証したクリーナーはこちらの3つ。

 

・ブートブラック:ハイシャインクリーナー
・東急ハンズxコロンブス:ポリッシュクリーナー
・サフィールノワール :クレム1925(ニュートラル)

 

それぞれのワックスを落とす回数を検証してみた結果…

 

ブートブラック:ハイシャインクリーナー 6回
東急ハンズxコロンブス:ポリッシュクリーナー 3〜5回
サフィールノワール :クレム1925(ニュートラル) 4回
リグロイン 2回

※回数はワックスの量によって変わるのであくまで目安とお考えください

 

乗っていたワックスの量が多少違う可能性もあるのでフェアな検証ではありませんが、リグロインは2回。

 

 

 

 

ただ、リグロインに触れた手は若干白い成分が残っているようです。もしくは手の油分が持って行かれて、白く見えるのか。
指紋が白くなっていますね。

 

 

 

じゃあ実際革にどうなのか。
ようやく本題でございます。

 

 

リグロインが革に及ぼす影響を検証

革に影響を与えそうなことをいろいろやってみたいと思います。

 

 

適当な革の端切れを用意します。
それに対して、リグロインを塗ったり、こすったり、浸したり…

 

 

1. 革に塗ってみる

まずは、革に塗ってみます。

 

 

革にシミができましたね。
液体による一時的なシミの可能性も高いため、まぁまぁ一旦放置しましょう。

 

 

2. 革に塗って擦る

次に、リグロインのついた布で革の表面を擦ってみます。

 

 

パッと見、そこまでの変化はみられません。

 

違う革でも試してみます。

 

 

こちらは、黄色の染料が抜けた感がありますね。
しかし、革の表面がすごく荒れているというような印象はありません。

 

 

ちなみに、以前パティーヌの時に使用したアセトンだと表面が擦れて溶けたような感じになります。
アセトンをクロスにつけて、同じように表面をこすってみました。

 

 

 

 

 

それぞれ乾くとこんな感じです。

 

左:リグロイン、右:アセトン

 

左:リグロイン、右:アセトン

 

少々荒々しく表面をこすったので、リグロインも革の表面が若干荒れてなくもない気がします。でもそれ以上にリグロインは、色が落ちた印象です。

 

逆にアセトンは、革の表面が荒れているのがわかります。光沢もなくなって、銀面が荒れ、若干変色しているようにも見えます。

 

 

3. 革に浸す

こんな革の切れ端を半分リグロインに浸してみます。

 

 

 

 

 

成分が揮発するのを待って、革の状態を見てみます。

 

 

特に革が硬化したとか、表面の光沢が失われたとか、そういうことはなさそうです。
ただ、やはり染料が溶けたせいか若干の色ムラができているようですね。

 

 

結論

『リグロインの革への影響は、見た目には分かりづらい。』

 

こう結論付けました。
すごく曖昧な結論で申し訳ないのですが、革への影響が正直どうなのかもっと長く使ってみないとわかりません。

 

 

 

リグロインを革に塗った、染み込ませただけだと、それほど大きな変化はわかりませんでした。
なので、ちょっと革に塗ったくらいであれば、正直そこまで大きな影響はないんじゃないかと思います。

 

しかし、先ほどご覧いただいたように手が白くなる現象があるのも事実です。
あれは、揮発しなかった成分が残っているのか、手の油分が奪われ過ぎたものと思われますが、もし白っぽい成分が革に残っているとしたら、それによってどんな影響があるのかは目ではわかりづらいというのが正直な感想です。
他のクリーナーであっても成分が多少残るのは間違い無いと思います。

 

別に問題ないかもしれないし、革には有害かもしれません。

 

染料の話は、黒の靴に使う分には多分それほど影響はないかと思われます。
色の薄い革や茶靴に使うときはちょっと注意が必要かもしれませんね。

 

 

 

ただし、ベンジンを摂取して自殺を図ろうとした女性の症例がネットにあって、肺浮腫と出血や、心筋繊維の断片化などが見られたそうです。
※ソース:日本医薬品添加剤協会

 

この例は極端ですが、摂取すると体に害が無いわけではない液体です。なので、実際のところよくわからない。目には分かりづらい。という結論としました。

 

 

リグロイン販売店

リグロインを購入するときに、近所の薬局に電話をして聞いたのですが、大手のチェーン薬局には売ってませんでした。
いや、薬局って判断がわるかったのかわかりませんが、結局amazonで購入しました。

 

ホームセンターとかには売ってるかもしれませんね。

 

 

 

最後に

引火性があったり、換気の良いところで使うなど、使用上の注意が製品に記載されています。
便利なのはいいことですが、それなりに危険があることもご理解いただいた上で、使用してくださいね。

 

安全に使っていただくことが何より大事だと思います。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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R&Dさん主催のイベント”靴磨きフェス2018″にお邪魔してきました!

 

R&Dさん主催のイベント靴磨きフェス2018にお邪魔してきましたので、簡単ですがイベントの様子をご紹介したいと思います!

 

よければお付き合いください!

 

 

靴磨きフェスとは?

 

簡単にご説明すると、靴磨きという文化の発展のために開催されたイベントで、靴磨き職人さんをはじめ、靴関連の企業さんもブースを出されていました。
というのも、こちらの記事でもご紹介しているのですが今日9月23日は、靴磨きの日ということで、R&Dさんが正式に日本記念日協会へ認定・登録がされたものです。

 

ということで、R&DさんやBrift H の長谷川さん、靴磨き芸人の奥野さんなど、著名な方がステージでトークショーをされたり、職人のみなさんもご自身のPRをされたりととっても賑やかなイベントでした。

 

 

SNSで知り合った方と何名かお話させていただきましたが、大阪や名古屋など他にもいろんなところからいらっしゃってて、靴磨きファンの熱意の深さを思い知りました。

 

 

表参道のシャレオツ空間

 

今回のイベントの会場となったのは、表参道の commune 2nd というスーパーシャレオツ空間です。
スペースの中に飲食店があったり、テーブルが並んでたり。あとはなんか植物がたくさんあったり、なんかもうとにかくおしゃれなところ。

 

 

なので、外人さんがお酒を飲みながら食事を楽しんでいたり、若いカップルや女性のグループがふらっと来たり、いろんな年代のシャレオツな人たちが足を運ぶようなとこでした。

 

 

 

天気も良かったし、靴磨きフェスと知らずに来られた方もたくさんいらっしゃって、「へぇ靴磨きフェスだって!」と靴磨きというキーワードに触れられる若い方も多いようでした。

 

でもこうやって全く靴磨きに興味の無い方が靴磨きというキーワードに触れることが、文化が根付いていく第一歩ですね。
すごく素敵なイベントだと思いました。

 

 

 

割と靴磨きファン向けのコンテンツが多かったので、そうでない客層をもっと取り込める何かがあると良かったかもなぁと思ったりしてたんです。
でも、フリー磨きスペースみたいなところはあって、高校生がR&Dの方に教えてもらいながら靴を磨いていたって話も聞きました。

 

そういうの素敵ですよね。
まさにイベントの趣旨にピッタリ。

 

 

 

 

9月末とは言ってもまだまだ暑かったので、勢いに任せて僕もおビールの小瓶をいただいてしまったので、なんかあまり写真は撮れてないのですが、トークショーの間の休憩時間は磨きブースがすごく賑わっていました。

 

 

Gaku Plusの北村さん

 

本日、佐藤 我久さんが発売された書籍を取り置きしていただいてたこともあって、僕はGaku Plusの北村さんに磨いていただくことにしました。

 

 

この仕上がり!

 

 

 

北海道出身の21歳の職人さん。
ブラッシングもワックスを塗る時もクロスで磨く時も、終始北村さん優しさが滲み出ていました。

 

 

 

最後に

イベントスペース全体を通してすごく賑わっていた印象でした。
繰り返しになりますが、一般の方も自由に入って飲食ができるとっても素敵な場所でした。一般の方というのが重要だと思っていて、靴磨きに全く興味のない方が少しでも『靴磨き』というワードに触れられる機会が増えることからはじまっていくと思うんです。

 

是非こう言うイベントがこれからも開催されるといいですね。個人的にはいろんな方にお会いできて単純に楽しかったです。
イベント運営の方、職人の皆様も、関係者の方々もありがとうございました!

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

あ、シューサークル撮りました。笑